STAFF VOICE

辻カルリトスさん

フィリピン生まれの辻カルリトスさんに「ここの仕事は合ってますか?」そう尋ねたところ、返ってきたのは冒頭の言葉でした。
「24年前に日本にやってきて、8年前に遠野に移るまでは、実家の茨城で暮らしながら、工場で働いていました。ラインで同じ作業を延々とやる仕事でしたが、今の職場はそれとは対照的で。毎日違う人と出会って、毎日違うことができる。同じ日はまぁ、ほとんどないですね。新鮮です」
もともとおしゃべり好きな辻さん。さらに英語、タガログ語、ドイツ語、そして日本語とさまざまな言語を操れることから、海外からの来客時には大活躍!「焼肉そのものが初めてというお客さまも少なくないので、まずは肉の焼き方から。あと海外ではタレを付けて食べる文化はないので、お伝えすると感心されます。以前、ラムの本場、ニュージーランド人やオーストラリア人のお客さまが来た時は、地元で食べるのとも全然違って、おいしいと言ってました」
さらに遠野の観光名所をお客さまに伝えたり、SNSで発信したりすることも。

「遠野と言えば、遠野物語。その昔話の博物館とか、あと昨年できたばかりなんですけど、世界じゅうから取り寄せたいろんな子どもの本が置いてある『こども本の森 遠野』もおすすめ。かっこいいんですよインテリアが。せっかく遠野に来てくださったので、行かないともったいないかなぁと」

「まぁあの、合っていたというか……求めてたんです」

時折、インカム越しに『日本語が分からないお客さまがいるので対応してください』と言われることもあり「そういう時は、やっぱりうれしい。自分が役に立ってる感じがします」

勤め始めて9年め。今やサービスだけでなく肉切りや厨房の仕事もこなし、本店スタッフの中でも古参の域です。

「やっぱり飽きないですね。それに尽きる。許していただければ、これからも、もっともっといたいです」

ちなみに、流暢な日本語を話す辻さん。岩手の方言は難しかったものの、教えてもらいながら習得したと言います。
 「まぁ、郷に入れば郷に従えということです」


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