STAFF VOICE

菊池典子さん

と、さもうれしそうに話すのは、生まれも育ちも遠野という菊池典子さん。

 たとえば農家さんなら田植えや稲刈りのあと、学生さんなら部活の大会が終わったあとに「がんばった自分」をねぎらうためのジンギスカン。さらに週末、ご家族みんなで「明日からがんばろう!」と、元気をつけるためにもジンギスカン。

 「おうちでもやりますし、お店にも行きますし、あと(市民)センターや学校の駐車場にみんな集まって、鍋バケツ(※)でやったり。結局月に一回くらいは必ず食べてますね」

 そんな親身で身近な存在ゆえ、仕事を探すとなった時、自然に思い浮かんだのが「遠野食肉センター」でした。「やっぱり地元じゃ有名ですし、ジンギスカン食べるとなったらここに来ることが多かったので。地元を盛り上げたい!そんな気持ちもありました」

 そしていざ働いてみると、うれしいほうのサプライズ。「自分が想像していたより、遠野=ジンギスカンが全国に知れ渡ってる」という事実でした。

 「車のナンバーを見ても県外のお客さまがすごく多いですし、わざわざ東京からジンギスカン目当てに来るお客さまもいらして。だからこそ、もっと広めたい、自分がここにいてできることって何だろう?って考えたりします」

「小さい頃から本当にもう、何かあればジンギスカンです」

そのひとつが、インスタグラムでの発信。

「私は通販の担当なので、とくに全国のふだん来れないお客さまにも良さを知ってもらう機会になるので、新しい商品やおすすめのものを、写真とともに投稿してます」

 まさに遠野の観光大使よろしく、使命感に燃える菊池さん。

 「そうですね。やっぱり11年もいると、完全に自分ごととして考えている気がします」

 もっかのやりがいは、お客さまからのお声。

 「電話やメールのやりとりで、ラムはもともと苦手だったけど食べたらおいしくて克服できましたーとか、あと今まで食べたお肉の中で一番おいしかったーとか。そういうのを聞くとなんか、うれしくって」と、ほころぶ笑顔に、こっちまでほっこり癒されるのでした。


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