STAFF VOICE
福士愛香さん
と、少しおどけながら笑顔で話してくれるのは、福士愛香さん。
ホールの接客から、厨房での簡単な調理、併設する精肉店の販売まで。たとえメインのポジションが厨房であっても、忙しければホールにも出るし、洗い物がたまっていれば手伝うし、電話が鳴ればもちろん出る。とにかくずっと動いているといいます。
「それがまぁ、大変かもしれないですね」
という口ぶりは、さほど大変じゃなさそうにも見えます。二児の母。サービス業の歴は長く、ホテルからはじまり、チェーンの飲食店などいくつかの経験を経て「遠野食肉センター」で働き始めて4〜5年ほど。今やなくてはならない、頼れるスタッフのひとりです。
「ここの働き方、とてもいいと思いますね。結局、終わる時間は決まってるので、それまでにみんなで協力しあって仕事をする。それがうちの特徴なので」
「ほんとに、何かしら仕事がございます」
ゆえにとても大事なのは、スタッフどうしの連携だと。
「インカムを使いながら、お客さまが今から何組入るかを聞いたり、これから提供しなきゃならない注文伝票を確認しあったり。それこそお客さまには当然ですけど、スタッフどうしの心遣いも大切にしているところはありますね」
誰かが何か困っていれば、気づいて助けてあげる。たまってる仕事があったら、すかさず誰かがフォローしてあげる。
「それぞれがいろんなところ動いてるんですけど『この人が今この作業をやっていて、お客さん来たら困るよね。じゃあ私が助けてあげなきゃ』って。私もいつもみなさんに助けていただいてるので、その分、私も何かできることがあればやろう、何かしてあげたいって思う気持ちにもつながるんです」
そうして養われるのは「人のことを見る力」。まさにそれは、どんな仕事でも役立つスキル。
「いつかは通らなければならない社会人としてのいろんなことを、すごく大切に見てくれるところだと思います。ダメなものはダメとちゃんと指導してくれるので、最初は厳しいって思う方もいらっしゃるかもしれないんですけど、結局は自分のためになることなので」